2007年06月17日

第23回 川越夜戦

川越夜戦…ていう合戦があったなんて、今回の風林火山の関連で色々ネットで見たりして、初めて知ったんですが、「夜」って字が入っているせいで、なんとなくムーディーな響きに聞こえるんですけど(笑)「蘇州夜曲」とか… 「夜」しか合ってねーだろ(笑)地名に「夜」がくっつくと、そういうマジックが(笑)

♪夜のしじまで、軍師がああああ〜撃たるう♪

♪あああああ〜川ごえええええの、
よおおおるの、ぶうるううすよおおおお♪♪


…みたいな(笑)


この合戦当時、関東管領・上杉憲政は23歳、扇谷上杉朝定は21歳だったそうだが、何でこんな渋いおじさんたちが配役なの(笑)?

やっぱり、新興勢力・北条氏康の前に立ちふさがる、守旧勢力の大いなる壁…としてのイメージとしては、老練された狸おやじのような…悪家老・悪代官のような感じが、視聴者には、すっと入ってくるかな?ということでの敢えての脚色なのかな?

だけど、市川左團次は、一癖ある馬鹿殿様、はまってましたね…もっといろんな役で拝見したいです。義経にも出てたとか…何役だっけ?あ、金売り吉次か?
扇谷朝定、ほんの一瞬、川越城が降伏したと思って、つかの間の勝利気分味わい、あとはあえなく討ち死に…出番もそこだけ…やっぱ、扇谷のずっと前の当主が、太田道灌を殺した罰が当たったか…。
名将・長野業正は、のちに単独で、信玄を相手に一歩も引かぬ戦ぶりをしたようだが、憲政に諫言したりして、賢将ぶりを示してました。

憲政 北条ではない! 伊勢じゃ! 
   伊勢のあぶれ者が、伊豆・相模をかすめとったのじゃ!
   いわば盗人じゃ!
   それをあつかましくも、かつての執権・北条の姓を名乗るとは…
   その名を聞くだけでも虫唾が走るわ!!
     

業正 今は、さような名跡にこだわっているときではございません!

憲政 こだわるときじゃ!今こだわらずして、いつこだわる!


これこれ…こういうやりとりを期待していたのだが、もう少し付け足して欲しかったんだよね…たとえば…

元はと言えば、京の木っ端役人であった、あの小田原の子せがれのじじいめが、 今川家の威勢を駆って、ネズミのようにしゃしゃり出て参ったのじゃ!

…とかね(笑)

氏康の祖父の、北条早雲は、関東に進出する前に、ねずみが二本の大きな杉の木を喰いちぎって倒す…という霊夢を見たそうだが、ねずみは、子年生まれの早雲、二本の大きな杉は、山内・扇谷両上杉の象徴である。
だから、氏康は孫の代にて、祖父早雲の志を完結させたというところだろうか…。


氏康と勘助は、ほんとに仲良しモードでいいね。
勘助は、管領軍の陣に潜入する前、氏康から作戦の手はずを聞くが、

わしは祖父や父と違って臆病者じゃ!命乞いをするまでじゃ…
合図は遊び女じゃ… 遊び女の数が多くなったら、すみやかに陣を出でよ!?


…と、謎めいたこと言う氏康に、勘助、軍師として興味津々という感じの表情だった…。

勘助は第一回目のときもそうだが、北条、かなりの戦上手と評価してるわけだけど、氏康は子供のときに、足利学校で、兵法書・三略の講義をガッチリ受けているそうで、この三略については、早雲が最初の書き出しを読んだとき、すぐさま兵法の極意を悟ったというエピソードがあり、血筋的に軍師肌の家系でもあるのだなと思った。

今回、主人公勘助と親和的な位置づけに据えられている北条家だが、ぜひいずれ次の大河のテーマに!という声も多いそうなので、もしかするとNHKも企画段階に入り、この際、視聴者にも予備知識として、後北条家のことをよく知っておいてもらおう…ということもあるのかもしれない…。

氏康の、松井誠は正直に言うと、最初はどうかなと思ったんだが、なんだか表情を見ると、なんとなくやんごとない風情が感じられる人だなと思った…ひげ生やしたのも効果的かもしれない。せりふまわしも、だんだんやみつきになるかも(笑)

しかし最初のほうの駿河のシーンや川越のほうでもだけど、鉄砲の話をやたらフィーチャーしてるが… 挙句にとうとう勘助撃たれるし…
勘助は川中島で死んだので、後に武田の滅亡は目の当たりにしなくてすんだのだが、武田がぐっと衰退するきっかけとなった長篠の合戦に、もし参戦したとしたら、武田の軍師とかそういう枠をこえて、一兵法ヲタとして、どう感じただろうか?
鉄砲の戦が盛んになるちょっと前に死んでしまった勘助に、摩利支天が、体験させてやったという感じか…?


駿河の海でのシーンで、勝ち戦とは何ぞや?との義元の問いに、晴信、

あの凧のごときものにございましょう…
風向きを見極め、人の絆の糸を巧みに操る者が勝つ…


で、晴信にとって、現時点でのその凧が、武田に来て自分の居場所を見つけ、時流の風を読み、内外の人々とのかかわりの糸を手繰り寄せながら奮闘する勘助そのもの… 
…みたいに、凧眺めながら思ったかどうかは知らんが、晴信、リリカルな気分でご満悦(笑)と思ってたら、いきなりバーン!って、おいおい!義元兄ちゃん!見ろよ、ほんとに勘助撃たれてしまったぞ!

かようなもの(鉄砲)が、出回れば、いかがあいなりましょうや…?

まあ、あの、信長・秀吉・家康って新参者どもに、すっかり天下はひっくり返されたけど、少なくとも義元兄ちゃんの息子は、江戸期まで生き残ることはできたからな…晴信くんに駿河追い出されちまったけど(笑) あと、義元兄ちゃん、家康くんの小さい頃、面倒見てやったしな…その徳が帰ってきたってところかな?

武田の象徴、人は国・人は城…そのコンセプトの生みの親(ドラマ上でだけど)・山本勘助…が、戦国を終焉させるパワーの象徴・鉄砲で撃たれたとき、勝頼は産声を上げた… 

甲斐・信濃…日本の真ん中の山深い国々に、輝かしい武士たちが築いた黄金郷!?の最後を看取る…という十字架を背負って…!?


さて勘助、死線をさまよい、冥土にて摩利支天とのお目通り叶いし後は、さらなる軍師としてのスケールアップした地平を見ることができるであろうか?

さながら、その横たわった、関東の平原の如くの…












posted by サー・カンスキン・ヤマーモテ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 放映レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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